受診から治療までの流れ
- フロー
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医療機関より紹介
当センターの受診は、完全予約制です。
現在受診中の医療機関から当センターへ
紹介してもらってください。
患者様からの直接の受診予約は受け付けておりません。-
初診とインフォームドコンセント
1日当センターの医師より外来にて重粒子線治療について詳しく説明があり、患者様の病気の状態が治療の対象となるかどうかを判断します。がんの状態や持参資料等の内容、当センターでの追加検査結果などから判定されます。
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金マーカー留置 (他院)
1~2日金マーカーの設置が必要な患者様に関しては、当センターの連携医療機関にて、金マーカ一留置を行います。(食道がん・一部の肝臓がん・前立腺がんに関しては、金マーカー留置やクリップ留置などが必要になります)。本治療は、治療計画段階・照射中も正確にがん組織に重粒子線が照射されるようにすることが必要です。
金マーカーは、安全に留置でき、長期的にも生体に害がなく、X線透視にて可視できる直径約1ミリの金マーカーです。 留置は経皮的に CT または超音波(エコー)で位置を確認して実施されます。照射中も、治療計画の位置と実際の位置を確認することができ、正確な照射を実現することができます。 -
再診と固定具の作製
1日具体的な治療方法、照射線量、照射回数、治療・副作用等が説明され、治療前に正確に照射するための準備を行います。照射中に身体が動かないようにするために、患者様ごとに固定具の作製を行います。
位置合わせを行い、腕を頭の上にあげた状態で仰向けまたはうつぶせになり、専用の枕や体を固定するプラスチックの装置を作製します。 -
CTシミュレーションと
1~2日
造影CT及び造影MRI固定具をつけた状態(=治療中の体位)で治療計画を立てるのに必要な CT撮影を行います。
その際、作製した固定具も実際に着用するので、少しでも不具合や違和感などがあれば、担当の技師や看護師にお知らせください。また、腫瘍の位置を明確にするため造影CT及び造影MRI撮影を行います。 -
治療計画
5~7日撮影したCTやMRIの画像をもとに、医師・医学物理士等が協力して、治療計画の作成を行います。
治療計画専用のコンピューターに標的となるがんの位置や形状を入力し、照射ビームの角度、線量(照射する量)、照射回数等を決め、最適な照射方法を検討します。治療計画はカンファレンス(会議)で討議されます。 -
治療リハーサル
1日治療室で実際の治療と同じような内容の練習をします。治療台に横たわって腫瘍の動き等も確認します。
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重粒子線治療
1~5週間治療計画に沿って重粒子線治療を行います。治療の都度、位置合わせを厳密に行い、重粒子線を照射、基本的に1日1回、通常は週4回実施します。治療に伴って痛みや熱さを感じることは全くありません。吐き気や食欲不振が生じることは、ほとんどありません。
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経過観察
治療終了後は、紹介元医療機関と当センターが連携して画像検査 (CT・MRI・PET 等) や採血等を行い、慎重に治療部位の効果と副作用や新規病変の有無等を確認していきます。
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動画で見る「初診から治療までの流れ〜前立腺癌篇〜」
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動画で見る「初診から治療までの流れ」
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