重粒子線がん治療とは

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    切らずに、痛みもなく、
    高齢者にもやさしい治療です。
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    がん病巣にのみ、大きなエネルギーを与えることができるため、
    正常組織への副作用が抑えられ、難治性のがんにも効果が期待できます。
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    重粒子線は従来の放射線治療に比べて、治療回数・日数が少なくすみ、
    日常生活を続けながら外来での治療が可能です。

重粒子線治療適応となる
共通の条件

重粒子線治療は体に負担が少ない低侵襲な治療のため、高齢者、体力に不安のある方、持病のある方でも治療の対象となります。しかし、全ての病状に対して行える治療法ではありません。
重粒子線治療の適応となる共通の条件として、以下の項目を満たすことが必要であることをご理解ください。

  • 病巣(がん)が限局し、同時に遠隔転移していないこと
  • 治療対象部位が消化管に近接していないこと
  • 30分間程度安静な状態で横になっていられること
  • 全身状態が良好であること
    (パフォーマンス・ステータスが0-2 ※骨軟部腫瘍は0-3)
  • 照射予定領域に活動性で難治性の感染症を有しないこと
  • がんの告知を受け、重粒子線治療を自らの意思で希望していること

なお重粒子線治療の適応は、専門医による総合的な判断を必要とします。受診後の検討(キャンサーボード)の結果、重粒子線治療の適応とならない場合もあります。